HFC-134a冷媒ガス

5月の半ばとなり日中の気温も真夏日に達する日もあり、夏に向けての準備に取り掛かる自動車電装店、修理屋さんも多いと思います。弊社ではR134a,R404,R410,R1234yf等、各種冷媒ガスを販売しております。特にR134aは使用量も多く削減規制対象冷媒です。今後の値上がり、品不足が予想されている商品です。

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HFC(代替フロン)は国際規約の規制対象

2016年にモントリオール議定書締約国会議におけるキガリ改正により先進国(日本含む)はHFC(代替フロン)を2011年~2013年を基準として2036年までに段階的に85%削減することが取り決められました。

モントリオール議定書及びキガリ改正の概要は下記経済産業省資料より参照

https://www.env.go.jp/press/y067-07/ref01_5.pdf

経済産業省資料

地球温暖化係数(GWP)による算出

当初モントリオール議定書はオゾン層破壊問題から発せられた規制でしたが、2016年度のキガリ改正から地球温暖化係数(GWP)での算定方法が追加されました。これにより締約国は代替フロンの製造と消費に関し大幅な削減義務が生じ5年毎の段階的削減計画に基き具体的な施策の実施を進めています。最初の階段は2019年に10%の削減そして次の階段は2024年に40%の削減が求められています。

HFC-134aのGWP1430に対しHFO-1234yfのGWPは4

本来であれば2017年以降の新車にHFC134aは使用できない決まりでしたが新ガスの開発が遅れ昨年辺りから国産一般車両にも新ガスの1234yfが使用されるようになりました。温暖化係数(GWP)はR134aが1430に対し1234yfは4だそうです。因みに数十年前にオゾン層破壊の元凶として禁止されたR12冷媒はGWP10900との事です。GWPは404A3920、410A2090との事です。

何はともあれ今年も暑い夏はやって来ます。

車を運転する方にとっては暑い夏にエアコンが効かなくなることは命にかかわります。理想的な冷媒が開発されても現在乗っている車に旧ガスが使われていればそれを使うしかありません。残念ながら地球と人間の我慢比べはもう少し続きそうです。

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